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石灯篭について

和風の庭園に訪れると必ず見かけるであろう、石の塔のような置物が灯篭(とうろう)です。
今では灯篭の中にLEDライトなどの照明を入れて、昼とはまた違う、夜の庭園を演出しています。
大阪の岡井造園でも坪庭の施工などを行う際に石灯篭を扱う事がございます。
ここで灯篭について詳しくご紹介することで、お客様が日本の造園に対する関心をより深めていただければ幸いです。

石灯篭の歴史

灯篭の歴史は古く、奈良時代に仏教と共に日本に伝わったとされます。当時の用途も照明器具としてであり、現代でも変わらずその役割を引き受けてくれています。奈良時代は寺院など仏教が関わる施設にしか存在していなかったのですが、平安時代には神社だけでなく住宅でも使われるようになりました。灯篭は時代の流れと共にその形を少しずつ変え、特に、茶道が大成した安土・桃山時代には石灯篭は当時の日本庭園に合わせた姿へと多様化させていきました。

石灯篭の部位

灯篭は主に6つの部位に分けることができます。上から順に、まず頂上にある玉ねぎ型の「宝珠」、灯篭の屋根となる「笠」、灯明を灯し、明かりを置く場所である「火袋」、火袋の受け皿としての「中台」、基礎と中台をつなぐ「柱」、そして全ての土台となる「基礎」となります。この後紹介する、灯篭の種類はこれらの6つ部位の一部があるか、ないかで分類することができます。

石灯篭の種類

厳密に分類を行うとその数は多岐に渡るので、ここでは代表的な4種類に絞ってご紹介します。

・立ち灯篭

6つの部位全てがそろった全ての灯篭の基本となる灯篭です。
種類によっては「基礎」の下にさらなる土台として「基壇」が設けられているものあります。

・活込灯篭

「基礎」以外の5つの部位からなる灯篭です。土台が存在しない代わりに「柱」を地面に埋め込むので立灯篭よりは低い灯篭が多いです。サイズが小さいため、坪庭でもよく用いられます。

・置き灯篭

「宝珠」から「中台」までで構成された灯篭です。活込灯篭よりもさらに小さく。
庭園の石などに乗せて設置するものがほとんどで、こちらも活込灯篭と同様に坪庭などで見かける事の多いタイプです。

・雪見灯篭

置き灯篭に3~4本の足が取り付けられている、これまでの三つ灯篭とはまた違った見た目の灯篭です。
池の周りで設置され水面を照らすことを目的としていた事から、「笠」が他の灯篭よりも大きい事が特徴です。

このように、石灯篭はその時の用途に合わせて形を変えてきました。ここでご紹介した石灯篭はほんの一部であり、庭園を構成するのはもちろん灯篭だけでなく、樹木や塀・敷材なども含めて、1つ大きなエクステリアとして成り立ちます。

大阪の岡井造園ではこうしたエクステリアの造園工事・リフォームを行っております。
無料でのお見積もり、ご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。